『BLOODLINK 完全版』刊行に向けて


「ライフワークになる小説があるとしたら、僕にとってのこの作品はそれになる」

2001年に刊行されたファミ通文庫版の『BLOODLINK』1巻のあとがきは、そんな一文から始まっています。正直に言えば、当時の僕がどれほどの覚悟を持って、この一文を記したのかはわかりません。ただ、この物語と出会わなければ、僕はおそらく今、作家ではなかったと思います。自分が書いた物語でありながら出会ったという表現は変に思われるかもしれません。でも僕は、この『BLOODLINK』という物語に出会ったという感覚が強いです。

今から12年前の初夏にカーテンを閉ざしたワンルームマンションの一室でこの小説を書いていたとき、僕はただ目の前で起きていることを正しく書き留めるのに必死でした。そして、それを1冊の本の原稿として書き終えたとき、身体中の細胞が熱を発し、新たに生まれ変わったような感覚を覚えました。

そのとき僕は初めて、自分が「作家になれた」と思えたんです。そして、この作品がある限り、僕はこれからも作家で在り続けることができる、と。

もちろん、ひとつの作品を書き上げた一時的な高揚感も相乗していたとは思います。でも、それはそれまでいつもギリギリの状態で10冊の小説を出版してきて、ようやく──初めて手にした強い自信であり、確信でした。

そのとき得たものは単純な喜びだけではなく、大きな恐怖もありました。依頼された小説は一冊であったけれど、自分が書き終えた物語の背後には霧の中に巨大な山脈がそびえるように大きな物語が広がっていたからです。そして、その入口に立った僕はあまりに無力で、それを書き切る力量が備わっていないこともわかりました。だから僕はこの物語に必死にしがみつきながら、その書き手としての権利を失わないよう、自分を成長させていくしかありませんでした。

「BLOODLINK(2)赤い誓約」

「BLOODLINK(2)赤い誓約」は11月1日発売予定。Amazonでの予約はすでに受付中。

2巻目以降の執筆は、その戦いの連続でした。僕がパソコンのモニターの中に見えているもの、ヒリヒリと肌で感じ、胸を締めつけてくるもの──をどれだけ正しく読者に届けられるのか。登場人物たちが発する感情のエネルギーを損なうことなく、いかに僕の中を通過させて文字にしていくか。

卓越した文才や小説を作る技術が備わっていればよかったのでしょうけれど、僕がそれを実現するには誰よりも時間をかけるしかありませんでした。現実的な時間は限られているので、とにかく寝る時間を削り、生活のあらゆる時間をこの物語にかたむけ、ひたすらパソコンの前に居続ける。そんな不格好な方法でしか、僕はこの物語にしがみつくことができませんでした。ある時期などは眠らないために毎日インスタントコーヒーをひと瓶空けるというバカなこともしていました。当然、胃炎になって、しばらく流動食の生活となりました。若かったし、ずいぶん身体が丈夫だったんですね。

もちろん、それは苦しい作業である以上に、大きな喜びでした。僕はこの物語の中に居続けることを誰よりも強く望み、誰よりも従順にこの物語に隷属することを望み、誰よりも物語の続きを知ることを望み、それを書き記すことさえできれば他になにもいらない、そう思っていました。

けれども、その想いの強さと裏腹に、2巻目、3巻目と巻を重ねるたびに、自分がこの物語を正しく表現しきれていないもどかしさといらだちと不安ばかりが積もっていきました。もっと文才があれば、もっと小説を書く技術の修練をしておけば……何度そんなことを思って、歯噛みしたかもわかりません。

そんなふうにして、最後には小指の先がわずかに引っかかるくらいのギリギリの状態で物語にしがみついてきた軌跡が、2001年から2008年までファミ通文庫で出版された8冊の『BLOODLINK』シリーズです。

そして、僕はいったん、この『BLOODLINK』という物語から離れました。

正直に告白すれば、この8冊を否定しかけた時期がありました。そこに居つづけるかぎり、自分がどこにも行けそうにないと思えてしまったからです。

そんな自分の判断を肯定する理由はいくらでもありました。

「いい加減、ライトノベルを書いてる歳じゃないだろ?」「一般文芸で新しい作品をどんどん書くのが作家としての成長だろ?」「いつまで過去の自分にしがみついているんだよ。人間は変わるし、作品もそれに応じて変わるんだよ」……。

どんなに体の良い言葉を連ねてみても言い訳は言い訳です。僕が僕自身の物語から逃げたことは誰よりも僕がよくわかっていました。

この時期の僕の迷走ぶりはひどいものでした。本気でマグロ漁船に乗ろうとして年齢制限で落とされましたし、新宿御苑で私立探偵のバイトをさせてもらっていた時期もありましたし、石神井公園の池で亀を眺めていたら一日が経っていたという時期もありました。

今回の完全版の1巻で解説をお願いした乙一君に会ったのもこの時期で、11月1日に発売される2巻の解説をお願いした深見真君に会ったのもこの時期でした。当時の僕は自分で考えてもひとさまにオススメできる人間ではなかったと思うのですが、そんな僕をふしぎと慕ってくれたことに救われ、また背中を押された気がしました(その後、乙一君が結婚し、深見君も結婚し、僕はそれぞれの結婚式でスピーチをすることになります)。

そんなどうしようもない時期を経て得た結論は、きわめてシンプルで当たり前で青臭いものでした。結局、小説を書くことでしか本当に前に進むことはできないのだと。そして、その中で再び自分を好きになるしかないのだと。

そのために──まっさらな自分を見つめなおし、そこから再び自分を好きになるために書き始めた物語が『ノーサイドじゃ終わらない』という小説でした。これは2009年にエンターブレインから出版され、奇しくも今回の『BLOODLINK』再始動と同じ10月(10日)に幻冬舎文庫から文庫版が発売されました。このふたつの小説が同じ月に揃って発売されることは、僕にとって大きな意味を持ちます。

そして、この『ノーサイドじゃ終わらない』を書き終えたとき、途中で放置していたひとつの小説のことが頭に浮かびました。『ぼくらが旅に出る理由』という小説です。

この小説は本来『BLOODLINK』シリーズの外伝として出版されるはずのものでした。1巻に登場する矢野倉涼子の弟が主人公の青春小説です。もはや続きを書くことはないだろうと思いながらも長年パソコンの中に眠っていたその原稿を読み返したとき、久しぶりに触れる『BLOODLINK』の世界を新鮮な気持ちで見つめられている自分を感じました。それまで何年も書けずにいたのが不思議なくらいに物語が広がり、キャラクターが動きました。『ぼくらが旅に出る理由』のラストシーンを明け方に書き終えたとき、ようやく自分が『BLOODLINK』の世界に戻ってきたことを実感しました。

戻ってきてみれば迷走していた時期というのは短く感じられるものですが、現実の世界では僕が『BLOODLINK』を離れてから5年以上の時間が流れ、1巻目を出版してからは10年以上もの時間が経過していました。それでも僕は、今だからこそ、この物語を最後まで書き切れる、書きたいと思いました。そのためには、これまで出版された8冊の『BLOODLINK』を大きな物語の枠組の中で新たに出し直し、さらにそのベースとなった『果南の地』という小説までを完成させる必要がありました。

もちろんそれは、書き手のひとりよがりな想いです。そんなに長い時間放置していた物語にいまさら誰がつきあってくれるというのか。また、そもそもそんな行為につきあってくれる出版社がいるのか。

一度出版し、読者に届けた限り、それが自分の作品なのだという考え方があるのは僕も理解しています。だからこれは僕のワガママです。ファミ通文庫版のBLOODLINKのいくつかの巻のいくつかの部分で、僕はこの物語を裏切り、この物語を愛してくれた読者を裏切ったという思いが残っています。目の前の現実を言い訳にし、逃げた箇所がある。それはぬぐい去りようもなく、今も僕の中に大きな遺恨として残っています。

僕が今見えている『BLOODLINK』という物語を、今できる最大限の力で書き切ること。それが今の僕にできる読者に対する最大限の誠意であり、僕自身の願いです。

そんな身勝手な想いに出版の場を提供してくれたのが、徳間書店文芸局の永田勝久氏でした。彼は長年の『BLOODLINK』の読者であると同時に、僕に初めて一般文芸の仕事を依頼し、『RUN RUN RUN』と『神歌』という小説をともに作り上げてくれた編集者です。そして、1999年に刊行された『果南の地』に始まり『BLOODLINK』をゼロからともに作り上げてくれた最も付き合いの古い編集者であり、友人のエンターブレインの久保雄一郎氏は新たに別の出版社から完全版としてシリーズを出し直すことを快諾してくれました。さらに完全版の刊行にあたって、表紙の絵を再びHACCAN氏に依頼しました。僕の勝手な都合で途切れてしまった物語の再始動に、彼は新たに進化した絵で応えてくれました。

また今回は、この『BLOODLINK』の世界をまっさらな視点から見なおしてくれる新たな担当編集者の力も得ました。そして、これまであえて口外することはありませんでしたが、『BLOODLINK』シリーズにはその執筆当初から膨大な(本当に膨大な)ボツ原稿も含めたすべての原稿を読み、常にその道筋を照らし、最終的な原稿をチェックしてくれる女性の存在があります。とくに秋月カンナというキャラクターの造形は彼女の関与によるところが大きく、彼女がこれまで読んできた原稿の量は既刊のBLOODLINKの数十倍に及びます。僕はこれからまた、その労力を彼女に強いることになるでしょう。なお、このサイトは20年来の友人であり、WIRED記者時代の同僚でもあり、『BLOODLINK』シリーズの良き理解者でもある深沢(英次)さんにこの五年以上の時間を支えられてきました。

そんな多くの人に支えられ、今ようやく『BLOODLINK』を再始動できます。

これはかつての『BLOODLINK』の単なる新装版ではなく、復刻版でもありません。今回の完全版の冒頭に新たに記した「序」は、これまでの『BLOODLINK』の世界をより広い世界へ導く真山和志の新たな物語の始まりです。乙一君が1巻目の解説で書いてくれた「喪失」というものが僕の原点で、この物語の始点だとすれば、これから始まる物語はもはやそこに留まることなく、新たな世界を「獲得」するためのものになります。

そして、最後には、この物語に絡みついた僕自身とのつらなりも断ち切り、純粋な和志とカンナの世界へと飛翔させたいと思っています。それが2巻目の最後にフェイ紅龍が和志にささやく言葉を実現することにもつながる、と──。

最後に、完全版の具体的な内容について少し触れておきます。

今回の完全版刊行にあたり、文章は頭からチェックしなおし、今の時代に合わせてリニューアルすべき場所は手を入れなおしています。また物語を崩さない程度に、この機会に改稿した部分もいくつかあります。

とはいえ、1巻目と2巻目についてはほとんど大きな変化はありません。構成や内容が目立って変化し始めるのは3巻目以降になります。

3巻目は第1章に新たな章を追加し、後半の構成も変わります。4巻目以降は、かなり大幅な構成の変更と加筆と改稿を行う予定です。

また、外伝として出版された『ふたり』『刹那〜そのとき彼女が願ったこと』『ぼくらが旅に出る理由』も完全版というひとつのシリーズの中に入れていく予定です。さらに、第一期から先の物語のベースとなる八神亮介の物語『果南の地』についても、今回のシリーズのひとつとして新たに完成できればと考えています。

ときわ書房

船橋駅前のときわ書房本店では特設コーナーを作っていただきました。サイン本も置いてあります。

これはあくまで作者である僕の意志です。

現状で約束されているのは今回の6ヶ月連続刊であり、売れない物語を刊行し続けられるほど現在の出版業界は甘くありません。ひとまず、最後までみなさんにお付き合いいただけるように、毎月刊行される一冊一冊に全力を注ぎます。

こんな身勝手な試みが許されるのはこれが最初で最後でしょう。僕は僕の持てる最大限の力を持って、このシリーズに望みます。この10年以上この物語を支えてくれた人に最大の敬意と感謝を込めて、また今回新たにこの物語を読んでくれる人にも、どうかこの物語を最後まで見届けてほしい──そう切に願います。

山下卓

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『BLOODLINK 完全版』刊行に向けて への12件のフィードバック

  1. 鎌田吾作 のコメント:

    はじめまして、鎌田吾作と申します。
    私がBLOODLINKと出会ったのは5年ほど前で大学に入り、通学時間中にライトノベルでも読んでみるか、というのがきっかけでした。
    BLOODLINKを選んだ理由も今思えばひどいもので、ブックオフで105円の棚にあって絵買い、というもの。3巻までとりあえず買ってみて合わなければ仕方ない、くらいの気持ちでした。
    ただ1巻を読み終えた時点で「これは当たりを引いたものだ」と感じた事は覚えています。その後、続刊を最後まで一気に読み終え、続きはまだか!と長いこと待ちました。
    物語を、読者を裏切ったと言われていますが、私としては一番期待を裏切られたと思うのは、続刊が出てこない事でした。ですので、逆に言えばこれからの数ヶ月(あるいはもっと長い期間になるのか)が非常に楽しみでもあります。
    長い目で見守らせて頂きます。BLOODLINKの世界に私達を誘ってください、楽しみにしています。

    • 山下卓 のコメント:

      ありがとうとざいます。
      まさに、鎌田さんのご指摘のとおりですね。
      いろいろ悩んで続刊に望めなかったのが、最大の裏切りです。
      これから、全力で取り組みます。
      よろしくお願いします。

      山下卓

  2. F・A・オッセンドフスキー のコメント:

    以前、コメントをさせてもらった者です。
    BLOODLINKの再始動、おめでとうございます。
    そして、ありがとうございます。
    またこの物語が読めることを10年来の読者としてとてもうれしく思います。
    完全版1巻は早速購入させていただきました。
    初めてBLOODLINKを読んだときのことを思い出しながら、そして3巻からどのように物語が進むのか楽しみにしながら読んでます。
    頑張ってください。応援しています。

    • 山下卓 のコメント:

      ありがとうございます。
      以前もコメントを頂いたことは、忘れようのない名前ですね(笑)。
      オッセンドフスキーの著作を手に入れたことも、今回の再始動の大きな理由のひとつです。
      現在、三巻目を最終チェックしています。
      今後ともよろしくお願いします。
      山下卓

  3. 安原那智 のコメント:

     初めましてです。

     私は7年か8年ほど前に本のタイトルと表紙に惹かれて読みました。

     当時ライトノベルに手を出し始めたばかりでしたが、こんな面白い物があるのかと衝撃を受けました。この作品は、私がライトノベルが好きになったきっかけの一つだったと思います。

     しかし、こちらの地元では3巻だけがどうしても手に入らず、読めない状態で諦めてました。でも、まさかこんなタイミングで完全版として読める日が来るとは思いませんでした。

     文字を大にして書きたいのですが、出来なさそうなので普通に書きます。

     「本当にありがとうございます」

    • 山下卓 のコメント:

      安原さん。はじめまして。山下卓です。
      7,8年前の出会いを、今回また新たに継続できることになって光栄です。
      ちょうど3巻からが今回の完全版では変化し始める巻になります。
      4巻はさらに大きく変化します。
      毎月の第一金曜日の発売となります。12月は9日ですね。
      今回の表紙の絵もいいですよ。解説もちょっと驚くような人です。
      ぜひ、今後とも楽しんでいただければと思います。
      こちらこそ、「本当にありがとうございます!」です。

      山下卓

  4. ねこまくら のコメント:

    こんにちは、ねこまくらと申します。
    再始動おめでとうございます!
    先ほど、たまたまBLOODLINKで検索してこのブログを見つけました。

    私は9年?ほど前、高校1年生のときに図書館で初めて手に取ったライトノベルがこの本でした。なんとなくタイトルと絵に惹かれて読んだ本に、あそこまで没頭するとは思いませんでした。私がライトノベルと伝奇にハマるきっかけとなった本です。
    もう覚えていらっしゃらないと思いますが、当時ファンレターもどきのメールを送ったところ、とても丁寧に答えていただいて嬉しかった記憶があります。

    新刊が出るたびに本屋に買いに走り、外伝の2冊も含めてわくわくはらはらしながら読んでいました。ラストはいまいちどうなったのかわからず、悶々としていましたが……(笑)

    その辺りも含めて、完全版では謎が明かされるであろうことを楽しみに今から買ってきます。友人にも布教して買わせたいと思います!(笑)
    楽しみに待っていますので、ぜひがんばってください!

  5. 高校11年生 のコメント:

    本棚の整理をしている時に、ふと気になって検索したところ、この記事を見つけました。

    高校生だった当時、続きを待ち望んだヂリヂリした気持ちが舞い戻って来ました。またボロボロ泣きながら読ませていただきます!そして、BLOODLINKの新作を待ってます!

    応援してます!頑張ってください!

  6. まろ のコメント:

    昔読んだ好きな本を書く際に、BLOOD LINKで検索をかけたら
    「完全版」の文字があって衝撃を受け、気がつけばここにたどり着いていました。

    13年前、BLOODLINKに出会って衝撃を受けたのを今でも覚えています。
    伝奇というジャンルを読んだ事がなかった当時、その面白さを教えて下さった作品です。
    HACCAN先生のイラストも大好きで、何度も読んで何度も泣きました。

    正直、7年間待って待って追い続けて、最後は未消化な感じで終わってしまい。
    どうしても納得が行かず、当時のあとがきに書いてあったように、先生も色々と思い悩んでいらっしゃったにも関わらず、裏切られたと思ったりもしてしまいました。

    そして『完全版』!!イラストもHACCAN先生!
    素晴らしいです!本当にありがとうございます!
    明日にでも買いに行かせていただきます!
    また再びBLOODLINKを追いかけさせて頂きます!

    再び出会えた事に感謝を。頑張ってください!

    13年の間に引越しなどもあり、書籍の多くを処分してしまいましたが、
    ファミ通文庫版のBLOODLINKは唯一どうしても処分できず、今でも大切に私の部屋の本棚にあります。完全版と一緒に並べるのが楽しみですw

  7. S.A. のコメント:

    はじめまして、S.A.です。

    私がこの作品と出会ったきっかけは、単なる暇つぶしでした。
    表紙とタイトルが気に入り、「まぁ、暇つぶしにはなるか…」と思い、一巻を買いました。
    小説なんてあまり読まない私は、一巻の序説の時点で「なにこれ分けわかんない…」という
    状態でした。中途半端が嫌いな私は、なんとか頑張ってみようと試みました。
    そう読み進めていくことで、この作品の素晴らしさに気づいたのです。

    残酷にも、この『BLOODLINK』という本は、私をこの“世界”に引き込んでゆきます。
    甘いような苦いような…そんな謎と恐怖が蠢く『BLOODLINK』は、私の感覚を痺れさせ、鈍らせ二巻、三巻と読むうちに、この作品の虜になりました。

    現在十四歳で、まだまだ子どもな私がたった一度の人生でこの『BLOODLINK』に出会った事は、すごく大きな出来事だと思います。
    内容が元々残酷な上、物語が主人公目線というのがまた、さらに残酷さとリアルを感じさせます。

    四巻を読み終わった私が言いたいことは、ただただ「待ってます。」この言葉のみ。

    中学生の分際で申し訳ありません。
    ファンの熱い期待に応えるのも結構ですが、お体に気をつけ、あまり夜更かしをしすぎないように。五巻が出れば買います。そのときはまた、私を痺れさせてください。

  8. 杉本 のコメント:

    はじめまして。
    いや、以前ファンレターを送った気もするのでお久しぶりです…かな?
    私がBLOODLINKに出会ったのは13年前妹からの勧めでした。
    そのころの私と言えば西尾維新の戯言シリーズをよく読んでいましたので、「他の小説を読んでいる暇なんかない」とそう言って突っ返そうとした記憶があります。
    しかし、表紙のHACCANさんの絵面と小説の宣伝文句で興味を持ってしまったのです。
    気付けばすぐに読み終わってしまい、感動やら興奮やらなんとも言い切れぬ思いがこみ上げて来たことを今でも思い出します。
    それからというもの書店に寄ることがあれば必ず探し(ファミ通文庫自体あまり書店に置かれて居ないのですよね…)、続編を待ち望んでいました。
    それから月日は立ち私も社会人となりまして結婚もし子供も産まれました。
    月日が経つのは早いものです。
    時間に追われる事でこの作品のことをしばらく失念していました。
    そして今日
    ふとBLOODLINKの事を思い出し検索をかけたところ、完全版ができていることを知りました。
    私の興奮はピークに達し、今こうして書き込みをさせていただいています。
    今すぐにでも購入しに出かけたいところですが、私は今仕事で幹部試験の真っ最中でして…落ち着いたらすぐに購入しに向かいたいと思っております。
    まとまりのない内容ですが、私にとってBLOODLINKは青春です。
    その青春をまた再び私に返してくださった山下卓さんには本当に感謝しております!
    お体にはくれぐれもお気をつけて執筆されますよう願っております。

  9. うぇざ のコメント:

    最初は古本屋で99円シールが貼られた果南の地上下巻
    華南の地と世界をリンクした同作者の新作
    出会った時の全身に流れる電気と言ったら
    フェイも好き。カナンも好き。カンナも好き。
    しかし待てど暮らせど続編は出ず、好きな作家はなぜこうも遅筆なのだろうと

    時は流れネトゲに飽きて本棚を漁っていたところ好きだった小説の作者が新作でも出していないかと検索をかけてたところ

    BLAOOD LINK続きでとるやんけ!wwwwwwwwwwwwwwwwwwww
    今amazonでぽちったわ

    今度だけはぜええええええええええええええったい完結させて